自律神経失調症が白髪の原因に?〔白髪の基礎知識〕

神経性の病気である自律神経失調症。
そのメカニズムは交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経のバランスが乱れることで発症し、症状としては、慢性疲労や慢性肩こり、偏頭痛や動悸、不眠症、便秘や下痢、手足のしびれなどが挙げられます。
現代でもその明確な治療法は確立されておらず、女性を中心に多くの人が悩まされている疾患の一つです。
自律神経失調症は神経系統と関連し全身に血行不良をもたらしますが、その際、首や肩のコリと連鎖して頭皮の血行不良も併発します。黒い髪の毛はメラニンを生成するための必要な栄養が揃ってはじめて育つ健全な髪ですが、血行不良によってミネラルなどの栄養が十分に頭皮細胞へ届けられないことでメラニン欠乏を起こす可能性があるのです。
これが自律神経の乱れに関連する白髪化のメカニズムであり、自律神経失調症と白髪の因果関係にあたるというわけです。
また、さらに、根本原因を考えたときに自律神経失調症を引き起こす原因となっているのは私たち現代人が様々抱えるストレスです。
心理的ストレス(精神的ストレス)、社会的ストレス(対人ストレスなども含む)、環境的ストレス(病気など)、化学的ストレス(花粉やアレルギーなど)などのほかに、現代ではパソコンなどの作業によるストレスなど。
これらストレスを上手に処理できなかった結果、自律神経失調症を引き起こしているのです。
自律神経失調症は様々な症状緩和の対策が列挙されていますが、根本はストレスと上手に向き合い生活すること。
食生活や睡眠など、セルフケアできる部分に努めることが大切です。
呼吸が浅くイライラした自分になっていませんか?
時には深呼吸をしてリラックスをして自律神経の調子を意識的に整えることも、白髪の予防に繋がる要素と考えましょう。