理髪店でみかける”白髪ぼかし”って何?〔白髪染めについて〕

街の理髪店や床屋さんでみかける白髪ぼかしのサービス。
白髪隠しや白髪染めといったい何が違うの?と疑問に感じている方は多いでしょう。
実は白髪ぼかしは白髪隠しでもなく、白髪染めでもありません。
ただしその内容は白髪染めの発想に近く、ある”特殊な染め方”のことを指し示しています。
白髪ぼかしとは、
「それまで白髪頭が目立っていた男性が、急な黒髪に染め上がることで周囲に不自然に思われてしまうのを緩和する染め方」
「白髪が目立ってきたヘアスタイルを、周囲にあまり気づかれず自然な容姿で、グレーベースのカラーに染めること」
「白髪を染めるというよりも年相応の自然な見た目に”髪色を馴染ませる”染め方」
ニュアンスはお分かりでしょうか?
50代、60代ともなると白髪がないほうが不自然なくらい、白髪は当たり前のものになります。
“60代~の方にオススメの白髪染め”
そのため、”白髪と上手に折り合いをつけた染め方”が白髪ぼかしなのです。
また、白髪ぼかしは白髪を染める染毛料を使用している点は、白髪染めと同じですが、薬剤の種類は明らかに違いがあります。
白髪染めは時間の経過とともに色素が抜けて、白髪の部分が茶髪になったり赤くなってしまうこともありますが、白髪ぼかしは、白髪染めと違い白髪に近いグレーをベースにしているため、時間が経って、色落ちしてしまっても赤色にならず、白髪頭と一体化する特徴があります。
女性が白髪を染める場合は、ブラウンやその他のカラーが人気で、はっきりとした髪色にされる傾向が多く、グレーカラーにされる方はあまりいらっしゃらないですが、「白髪を自然にみせたい」「少しでも白髪を若々しくみせたい」と望まれる方に、最近は白髪ぼかしも人気の傾向にあるようです。