病気によって白髪になることもある?

白髪は30代になると出始める人が多く、40代では過半数以上の方に白髪が生えてくる老化現象の一つです。
加齢と共に徐々に増え始めることは何ら異常なことではありません。
しかし、「突然、多くの白髪が生えてきた、、」「突然、側頭部に白髪群ができた、、」などのように突発性の白髪には、病気が関係していることもありますので注意が必要です。
その症状のひとつに、甲状腺機能低下症などが挙げられます。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌量が足りなくなり患う疾患で、女性に非常に多くみられる甲状腺の疾患です。
甲状腺ホルモンの分泌量が不足すると起こる症状は、白髪、無気力、皮膚の乾燥、むくみ、便秘など。
女性にとって、むくみや便秘は日常的にある症状のため、これが混同すると気づきにくいということもあります。
白髪が関連する病気は他にも、ウェルナー症候群、プロジェリア症候群などの早老症が有名ですが発症率は低いと言えます。
多くの場合は慢性胃腸疾患、甲状腺疾患、円形脱毛症に起因することが多く、突発白髪は早期に専門医への相談をおすすめします。
稀に早期に回復したからと言って、放置するとせっかく白髪となって外見に現れた病気のサインを見逃してしまい、病気を進行させてしまう可能性があります。
治ったからと言って放置をせず、一度、病院で診察を受けましょう。