白髪が生える部位で要因が分かることも?

白髪は医学的にはメラニンの欠乏が原因で発症する、色素欠乏ですが、実は原因を100パーセント特定することは困難で、、個々に様々な要因が重なりあって発症しているケースが多いです。
そのため、現代の最高峰の医療研究をもってしても「どんな方の白髪にも効きます」という治療法や薬は残念ながらありません。
ただし白髪は、そのメカニズムや体の仕組みを紐解いていくと、白髪が生える部位によって、その引き金になっている要因をある程度は推測することが可能だと言われています。
白髪は、頭髪の毛根の色素細胞の機能が低下し、メラニン色素が欠乏してしまい、そのまま色素欠乏した状態のまま生えてしまった頭髪です。
つまり色素細胞の活動なくして黒い艶やかな髪は生成されないということになります。
※この色を付ける細胞のことをメラノサイトと呼びます。
メラノサイトは細胞に十分な酸素が供給されなければ円滑に活動機能しません。
酸素は血液によって運ばれるため、血液の流れが白髪を生やさないために考えるべきポイントとなるわけです。
また、細胞の老化には活性酸素が大きく影響しています。
私達は呼吸によって酸素を体内へ取り入れ、60兆個もあるといわれる全身の細胞へとこの酸素を運搬していますが、この空気中から取り入れている酸素の一部が「活性酸素」となると様々な面で人体を老化させていく原因となります。
近年この活性酸素に注目が集まり、対抗する医療研究が盛んに取り組まれています。
白髪もこの活性酸素の影響を間接的に受けているため、活性酵素との闘いと例えることもできるのです。
活性酸素はストレス、紫外線、乱れた食生活などが要因で増加するといわれていますが、現在生えている白髪がこれらのどの要因によって発症したかを特定することは困難です。
ただし、白髪研究の過去統計によって、これらの要因が白髪となり生えてきやすい部位があるため要因を推測することはできます。