ゴボウ根エキスってどんな成分?〔白髪染めの配合成分について〕

ゴボウ根エキスは、ふだん私たちが食卓で食べるあのゴボウ=牛蒡の根っこの部分から抽出される成分です。
天然の植物エキスに安全性を求める現代の頭髪関連の製品では、登用される機会の増えてきた成分の一つと言えるでしょう。
最近では、育毛シャンプーをはじめ育毛剤、白髪染め、ヘアカラーといった製品の調合に加えられています。
ゴボウは昔から日本でも野菜の種類として食されてきた食品ですが、実はゴボウを食べるという文化は、日本や朝鮮半島といった東アジアの諸国に限られた風習のようです。ヨーロッパやその他の諸外国では、ゴボウを外傷の解毒に用いたり、風邪を引いたときに腫れ物を抑える薬として用いていました。つまり、どちらかというと薬や漢方のような役割が大きかったようです。
ゴボウ根エキスには、糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を抑える働きのある成分のイヌリンや、近年の研究で抗酸化作用、殺菌作用、抗ウイルス作用などさまざまな薬効が注目されるタンニンなど、人体に様々有効な成分が含まれており、日本の美容メーカーでも「食すもの」→「塗布するもの」として採用するケースが増えています。
白髪染め製品では、染料による皮膚疾患を防ぐ、また、頭皮や髪全体に保湿効果を与えるなどの役割を担い、
白髪をスピーディーに隠す際に役立つ、白髪隠し系の製品や、日常的に繰り返し白髪を染めて反復使用するトリートメントタイプの製品に多く含まれる製品です。
当サイトでおすすめしている綺和美(きわび)などにも保湿効果を担う植物の天然成分として採用されています。