売れ筋の白髪染めが黒・茶系色に限られる理由〔白髪染めについて〕
白髪を染めるのであれば、「どうせなら様々なカラーを楽しみたい」という発想があります。
しかし、一般的に市販されている白髪染めは基本的にダークな色(茶系色)しか開発されておらず、仮に日本の美容院や専門サロンさんでお願いをしてみてもできる色は限られたパターンに限られてしまうでしょう。
白髪をもっと違った色に染めてみたり、奇抜なカラーを楽しむことはできないのでしょうか?
まず、そもそも「白髪染め」には色の概念があまりありません。
現在親しまれているヘアカラーの多くは実は海外メーカーの製品が多く、ヘアサロンなどプロの現場で分かりやすくて、使いやすい製品に作り替えて、カラーを分けて市販されはじめたのが、日本で販売されている白髪染めの起源と言われています。
オシャレ染めや白髪染めで比べてみても成分はほとんど同じですが、違いがあるのは髪色を”明るくする力””染める力”のみです。
では、「白髪は色をあまり選べないもの」として認識するしかないのかと考えると、そんなこともありません。
海外のヘアサロンなどプロの現場に行くと、選択肢が多い場合もあります。
海外のヘアアーティストなど技術者の中には白髪を染める際、王道の黒や茶系色だけでなく明るい髪色を演出するプロもおり、色の自由度が日本よりも遙かに進んでいたりもします。
最近、日本の白髪染め製品の中でも”ピンクブラウン””マットブラウン”など従来に存在しなかったカラーパターンが登場し、今までの発想と異なる髪色に挑戦できるケースも増えてきましたが、定番はやはりライトブラウン、ダークブラウン、ブラックが中心です。
奇抜なカラーが選べないのは、やはり若者が利用するヘアカラーと異なり、中高齢の方が多いため、奇抜な髪色のニーズが無いというのも、理由としては大きいでしょうか。
茶系色はカラーバリエーションが細分化されつつありますので、パターンを楽しむことはできます。