髪質によって異なる白髪の染まり方〔白髪トリビア〕

同じメーカーの白髪染めを使って白髪を染めても、1回目の使用から美しく染まる人、1回や2回の使用では染まりが弱い人、個人差はあります。
その原因として考えられるのは、白髪染めを使用するお風呂場や室内の湿度、気温環境、その人の健康状態なども影響をしますが、特に差ができる理由は「髪の毛の質」にあります。
∇染まりやすい人の髪質の特徴をまとめました。
・髪が細い
・髪質が柔らかい
・パーマがかかりやすい
・もともと地毛が明るい
∇逆に染まりにくい人の特徴です。
・髪が太くて硬い
・もともと地毛が黒い
・パーマがかかりにくい
・縮毛矯正などによって傷んでいる状態の人
・健康な頭髪の人
白髪染めは、髪のキューティクルを剥がし髪の内部へ染毛料を入り込ませ浸透させることで、光に反射する色を変えるものです。そのため、髪の毛1本1本が太い人や、キューティクルによってきちんと保護されている健康な頭髪の方は染まりにくく、回数が染まりやすい人の数倍かかる可能性もあります。
これは言い換えるとダメージヘアの人や髪が不健康な状態にある人は染まりやすいということになりますが、かと言ってダメージヘアを作り出すことも不条理です。
日常的に何度も使用していくことで、キューティクルは開きやすくなっていきますので、はじめはなかなか染まらなかったという方も、徐々に色が入りやすい髪質へと近づいていきます。
使用開始直後は染まりやすい人に比べ、商品購入のコストや時間が多くかかることになりますが、回数と頻度を多くすることで皆さんが近い色には染まることなります。
逆に染まりすぎてしまう方は、塗布時間を短く終えるなど調整を行い、上手に目的の髪色を手に入れましょう。